【ライトクリーン:イヌ老年性初発白内障に有効な目薬】
みなさんこんにちは!
今回は、犬の白内障治療に使用される目薬「ライトクリーン」について、わかりやすく解説します。
白内障とは?
白内障は、犬の目の「水晶体」(カメラのレンズにあたる部分)が白く濁る病気です。この濁りが進行すると、視力が低下し、最終的には光を感じ取ることすら難しくなります。
急に発症するわけではなく、徐々に進行するため、飼い主さんが早期発見することが重要です。一度濁ってしまった水晶体は元には戻らないため、初期段階での治療がカギになります。
ライトクリーンの成分と効果
ライトクリーンの主成分は「ピレノキシン」です。この成分は、水晶体を濁らせる原因物質(キノイド物質)の働きを抑え、水晶体の透明性を保つことで、白内障の進行を抑制します。
専門的な説明
白内障の原因は、水晶体の中のたんぱく質が変性して固まってしまうこと。この変性を引き起こすキノイド物質の作用を、ピレノキシンが競合的に阻害することで、透明性を維持します。
簡単に言うと
水晶体を白く濁らせる原因物質の働きを抑えることで、白内障の進行を食い止めてくれるお薬です。
副作用は?
臨床試験では、429例中わずか5例(1.17%)で副作用が確認されています。
主な副作用は次の通りです:
- 結膜充血:4例(0.93%)
- 流涙:1例(0.23%)
- 眼瞼充血:1例(0.23%)
発生頻度が低く、安全性の高い目薬と言えるでしょう。
使用方法
ライトクリーンは、顆粒を溶解液に溶かしてから使用します。使い方は次の通りです:
- 1回の点眼量:1~2滴
- 1日の使用回数:3~5回
溶解方法については、添付文書にイラスト付きで詳しく記載されていますので、確認してみてください。
飼い主さんへのワンポイントアドバイス
白内障は加齢に伴い、どの犬種にも起こり得る病気です。以下のようなサインが見られたら注意しましょう:
- 目が白く濁っている
- 目ヤニが増えている
- 物にぶつかることが増えた
- 散歩中に溝や障害物に気づかない
- 動くものを目で追わない
これらの症状に気づいたら、早めに獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
ライトクリーンは、犬の白内障の進行を抑える重要なお薬です。飼い主さんが愛犬の目の健康に気を配り、早期発見・治療を行うことで、愛犬の快適な生活をサポートできますよ!
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